(元)テカポ星空ガイドのブログ

NZのレイクテカポにて3年半の星空ガイド経験を経て、地元和歌山に帰ってきました。熊野古道での星空ツアー開催に向けて全力で準備中です。

テカポ星空ガイドになって良かったコト・困ったコト BEST3

こんにちは。テカポ星空ガイドの角田です。今回は私自身の経験から、テカポで星空ガイドになって良かったコトと困ったコトをBEST3形式で紹介します。

酸いも甘いも 

私がテカポで星空ガイドになったのは2013年8月のことです。今でもその日のことはつい先日のことのように覚えていますが、それからもう3年以上テカポで星空ガイドとして働いています

3年も働いていれば成功も失敗も乗り越えて、星空ガイドとして一通り酸いも甘いも経験してきました。そんな私個人の経験から、テカポで星空ガイドになるとこんなメリット・デメリットがあるよ!というのを紹介していきます。

f:id:natsukikakuda:20161125100835j:plain

 

まずは良かったコトから!ヒアウィーゴーッ!

第3位 会話のネタになる

NZに住んでいる方や旅行に来られたことがある方ならご存知だとは思いますが、NZの人々はとってもフレンドリーです。レストランでもガソリンスタンドでもスーパーでも、街のどこへ行ってもとにかくみんな話しかけてきます

旅行している時なら、「昨日はここに行ったんだ」とか「明日はここへ行くんだ」と言えばオススメの場所を教えてくれたりしますが、NZに住んでいると案外この会話のネタに困ったり、せっかく話しかけてくれたのにあまり盛り上がらなかったりします。

そんな時に便利なのが、「テカポで星空ガイドやってまんねん」の一言です。これが言えれば、テカポに来たことがある人はほぼ確実にその時の話をしてくれます。宇宙に興味がある人なら、観測の話や流星群・オーロラといった天体現象の話もできますし、人によっては真剣にUFOの話をしてくれる時もあります。

これは本当に些細なことのように思えるんですが、例えばカフェで普通に注文した時よりも、こういうちょっとした会話が盛り上がった時のほうがコーヒーがおいしく感じたりします。街のいろんな場面でこういう風にその日1日を少し華やかにする機会があるのは間違いなくメリットです。

第2位 仕事している時間が楽しい

日本ではどうしても仕事=しんどいことになりがちです。お給料をもらう対価として、時間や労力を提供する。会社側も給料出してんねから文句言わんとやらんかい的な態度が多いかと思います。

しかし、NZでは風土そのものが違うんですが、働いている人のことをとても大事にしてくれます。従業員のやりたいことにしっかり耳を傾けてくれますし、忙しくても休みはちゃんと取れるように配慮してくれます。

それだけでも十分なんですが、さらに私がやっている星空ガイドという仕事はとんでもなく楽しいです。元々私自身が星好きなんですが、その星々をお客さんに案内することで楽しんでもらう。

「楽しさ」というのはどんどん伝染するもので、お客さんが楽しんでくれているのを感じると、ガイドもどんどん楽しくなってきます。何ならツアー中ガイドが一番楽しんでいるぐらいです。

忙しくてちょっと疲れがたまっている時にも、私は星空ガイドをすれば自然と元気が出ます休日にたまった疲れを仕事で解消するという日本ではなかなか考えられない暮らしが可能になります。

第1位 どこに行っても星が楽しめる

これは当然と言えば当然なんですが、星空ガイドになるとどんどん星空について詳しくなっていきます。同じ天体を見ていても、国によって見え方が違ったり、描くストリーが違ったりします。この仕事をしているとその違いを見つけて楽しむことができます

旅行でいろんな所に出かけた時にその場所の文化や料理を楽しむのと同じように、その場所の星空を楽しむことができます。さらに、なんと言っても星空は無料です。お金をかけずにどこでも楽しめるのが大きなメリットです。

私はけっこう趣味が多くて、本を読んだり、三線を奏でたり、ラグビーやったり、劇を見に行ったり。そういった「楽しいこと」というのが自分の人生をより豊かにしてくれていると思っていて、今は星空もその1つです。

正直この仕事をしていなければ、ここまで星空を楽しめるようにはなっていませんでした。私の人生に1つ豊かさの要素を足してくれたことが、テカポで星空ガイドになって良かったコト堂々の第1位です!

 

ちゃんと伝えておきたい、困ったコト BEST3

第3位 寒い

テカポは冬になると気温がマイナス10度ぐらいまで下がります。朝起きたら水道管が凍って水が出ない日もあるぐらいです。本州最南端の南国・和歌山出身の私は、最初テカポに来た時にこの寒さに度肝を抜かされました。

さらに、我々の職場は街から車で15分かけて登った山の頂上にあります。気温は低いは山頂特有の風が吹き荒れるわで、なかなか過酷な環境です。星空ツアーなので、当然ツアー中は1時間半ずっと外に立ちっぱなしです。昔、寒さが理由で退職した人もいるそうです。

第2位 晩酌できない

ちょっと御幣があるかもしれませんが、私がやっているのはいわゆる「夜のお仕事」なので、晩御飯と一緒にぷはーっとビールを一杯飲むことはできません。晩御飯を食べている時間はまだ出勤前です。

同様の理由で、職場の人たちと飲み会をすることがなかなかできません。いわゆる「飲みニケーション」ってやつですね。忙しい夜を乗り越えた時には、同僚たちとラーメンでも食いながら一杯やりたいものですが、仕事を終える時間は朝の4時頃です。ラーメン屋さん開いていません。というかテカポにはラーメン屋さんありません。

私はけっこうお酒好きですし、みんなで楽しく飲んでいる雰囲気も大好きです。会社のガイドメンバーも面白い人たちが揃っていて、みんなで一緒に飲めたらさぞ楽しいのにな、といつも思います。ここがこの仕事のちょっと残念なところです。

第1位 天気が気になって仕方ない

星空ツアーは天気の良し悪しがツアーの良し悪しにかなり影響します。天気が良い日はガイドも含めてみんなハッピーで楽しい夜が過ごせるんですが、曇っていたり風が強かったりすると、ガイドとしてはやはり気を使います。

朝起きて、空がどんより曇っている日は朝から気持ちがソワソワします。出勤前からどんなツアーにしようかとか、どの星を案内しようかとか、望遠鏡を設置する位置をどこにしようかとか、ツアーのことで頭がいっぱいになります。

天気のことは誰もコントロールできないので、こればかりは星空ガイドの宿命として受け入れるしかないんですが。どうしても天気には振り回されてしまいます。これが普段この仕事で一番困るコトです。

 

圧倒的に良い経験

長々とランキングを行ってきましたが、良かったコトと困ったコトをこうして並べてみると、改めてテカポで星空ガイドになれてよかったなぁ~っと思います。明らかに良かったコトのほうがボリュームありますからね。

私は元々人前に出て目立つのが好きなタイプですし、こうして大好きな星空を通してお客さんに楽しんでもらう、というのが自分にはすごく向いています。この仕事は私にとってはまさに天職です。

星空ガイドを目指している方はもちろんのこと、転職を考えている方や人生に迷っている方も是非選択肢の1つとして参考にしてみてください!

 

関連記事

blog.natsukikakuda.xn--tckwe

blog.natsukikakuda.xn--tckwe

blog.natsukikakuda.xn--tckwe